朝日新聞を応援するブログ

新聞業界、特に朝日新聞を応援するため、様々な提言をしていきます

永江一石さん、そのデータの扱い方は乱暴ですよ

こんな記事が出てました。

筆者はコンサルタントの永江一石氏。

新聞はどうして売れなくなったかをキャズム理論で説くとすぐわかる 新聞はどうして売れなくなったかをキャズム理論で説くとすぐわかる
 
 記事では、下の電通の広告費データを引用して「新聞の落ち込み、半端ない!! 一年に15%落ちたら、複利計算で10年後にはいまの20%の扱いしかないことになる。この閉塞に向かう速度感が半端ない」と書いてます。
で、記事の最後は「結論から言うと、新聞はこのままで死に絶えると思います」と結んでます。
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「ほんとかなあ 」と思って元データ(http://www.dentsu.co.jp/news/release/)に当たってみたところ……。
例えば2月は114.8%、3月は108.7%、4月は109.4%となっています。
6月は確かに84.4%(15.6%減)だけど、そこだけ抜き出して「新聞オワコン」っていう結論に持っていくのは乱暴ですね。
これ、新聞が同じことやったら、ボコボコにたたかれると思います。
 
永江さんのブログは面白い内容が多いだけに残念です。
個人ブログ読む時は、新聞読む時以上に内容をうのみにしないこと。
新聞の記事は何人もの目を通って世に出るけど、個人ブログは基本的に1人だけですからね。