新聞社の全社員が今日からやるべきこと
新聞社の社員は、幹部もヒラも、記者も販売担当も広告担当も、全員が以下のことをすべきだと思います。
①ソーシャルメディアのアカウントを持つ
②ニュースキュレーションアプリを使う
③すき間時間を使って、上の二つを使いまくる
①に関して言うと、具体的にはTwitterやFacebookを使うこと。
何か書く必要はなく、読むだけでもOK。
②に関しては、Smartnews、Gunosy、NewsPicksあたりは必須。
NewsPicksはコメントを書き込めるが、読むだけでもOK。
③が大事。
世の中の人がやっているのと同じやり方で使うことです。
つまり、寝起きとか移動中とか仕事中のすき間時間とかに、スマホ使ってササッと情報をチェックする。
なぜこれをやる必要があるのか。
いま現在、世の中の情報の流れがどうなっているのかを知るためです。
新聞社の社員の大半は、紙ベースの感覚で仕事をしていると思う。
特に幹部はこういうデジタル系の話題に疎いと思われます。
新聞離れは起きていても、ニュース離れが起きているわけではありません。
ニュースはネット上で無料で消費されています。
その消費の舞台になっているのが、TwitterでありFacebookでありニュースキュレーションアプリです。
自社のニュースがどう消費されているのかを知らずして、戦略の練りようもないでしょう。
特に記者とか編集部門の幹部は、この辺について「自分は関係ねー」って思っている人が多いんじゃないでしょうか。
「いい記事を書くのが仕事だ」と。
でも、もうそれじゃダメなんです。
書いた後、どこにニュースが流れるか、どこで誰に読まれているのか、そういうところまで考えないと。
TwitterやFacebookやNewsPicksでは、記事についての感想もよく書かれます。
示唆に富むものも多い。
新聞社側にとって当たり前のことでも、読み手にとって「なんで?」っていうこともよくあるんですね。
こないだはNewsPicksで「なぜ逮捕された容疑者の職業に『自称』がつくのか」「逮捕された女性を『女性』ではなく『女』と呼ぶのはなぜか」とかコメント欄に書かれてました。
新聞社内に「ソーシャルメディア担当」を置いて、こういう疑問には答えてあげればいいと思います。
まっとうな批判であれば、書き手はそれを読んで、次からの原稿に生かせるだろうし。
というわけで、全社員で上の二つのことをやりましょう。
「使い方が分からない」という人のために、デジタル部門の人が簡単な説明用動画でも作って、全社員にばらまいたらいいんじゃないでしょうか。