瀧本哲史氏「メディアは大企業が圧倒的に有利」
先日ご紹介した瀧本哲史氏のインタビューの続編です。
重複しますが、瀧本氏は京大の客員准教授。
エンジェル投資家であり、ベストセラー「僕は君に武器を配りたい」の著者でもあります。
今回の記事でも、新聞社などの伝統メディアにとってポジティブな意見を述べています。
要点はこんな感じです。
日本の新聞社は不動産収入が大きい。amazonのジェフ・ベゾスがワシントンポストを買収したのも、資産家(不動産王)が新聞社を保有するという意味では同じ構図。したがって、アメリカの方が日本に追いついてきたとも言える。
大手のブランドも重要。新興メディアだと、取材先にいちいち身元を説明しないといけないが、伝統メディアなら「○○新聞です」ですむ。
自分も本を出す時は講談社を使う。全国に流通・販売網を持っているのは大手数社しかないので。
以下は引用。「大企業はお金があるうちにいろいろとやっていけばいいんです。それにメディアってネットワークのハブというビジネスなので、大企業が圧倒的に有利です」
新聞社にとって厳しい戦いであることに変わりはありませんが、自分たちの強みを冷静に把握することも大切ですね。